言葉の力歳月記

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宝塚音楽学校で40人が合格、舞台への第一歩を「 朗らかに、清く、正しく、美しく」

将来のタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校で、29日、合格発表が行われ、難関を突破した40人が憧れの舞台への第一歩を踏み出しました。

合格発表は午前10時に兵庫県宝塚市宝塚音楽学校で行われ、在校生によって合格した40人の受験番号が張り出されました。
番号を見つけた受験生は、大きな歓声を上げて自分の受験番号と一緒に写真を撮ったり、家族や友人と抱き合って喜びを分かち合ったりしていました。
ことしは15歳から18歳までの1063人が受験し、競争倍率は26.6倍と、ほぼ例年並みの狭き門となりました。

近年、増加している海外からの受験生も含め、今年は1063人が受験。米・ニューヨークの学校出身の合格者も。40人の中には、今年4月24日に宝塚大劇場で開幕する月組公演「1789-バスティーユの恋人たち-」で初舞台を踏む101期生、芹尚英(せりな・えい)の妹、龍田実可子さんもいた。

入学式は来月18日に行われ、新入生は2年間、声楽やバレエなどの厳しいレッスンを受けて憧れの舞台を目指します。

宝塚音楽学校(たからづかおんがくがっこう)は、予科・本科合わせて2年制の、宝塚歌劇団団員養成所である。学校教育法上は兵庫県認可の各種学校となっている。


過去の名称
宝塚音楽舞踊学校

国公私立の別
私立学校

学校種別
各種学校

設置者
学校法人宝塚音楽学校

校訓
清く 正しく 美しく

設立年月日
1913年

創立者
小林一三

共学・別学
男女別学(女子のみ)

学期
2期制

概要

阪急電鉄の出資で設立した。設立者は学校法人宝塚音楽学校兵庫県知事所轄、各種学校)。

理事長は角和夫、校長は岩崎文夫(能勢電鉄取締役)。名誉校長は小林公平。副校長は2010年9月現在、今西正子。

修業年限:予科1ヵ年 本科1ヵ年 女子単学 前期(4月1日より9月末日)
後期(10月1日より3月末日)

休業日:日曜日・祝日・春季休暇(約30日間)・夏季休暇(約30日間)・正月休暇(約10日間)

授業時間:午前9時より午後5時(予科生は、授業開始前の掃除が日課)
通常、昼間は実技中心の授業、夜は個人レッスンに励む。制服:洋服(制服・制帽・コート類その他)、和服(緑の袴・黒紋付…色物着用の時もある)
校舎:延床面積3,170平方メートル 専門教室(洋舞・日舞和楽器演奏・ピアノ声楽・演劇)、ホームルーム、校長室、副校長室、職員室、応接室、保健室、会議室、講堂

モットー:「清く 正しく 美しく」(小林一三の遺訓は「朗らかに」が前置される)

特色
毎日、声楽・バレエ・日舞・琴・三味線など、劇団で必要な事柄について、みっちりレッスンが組まれている。その他の授業には、モダンダンス・タップダンス・演劇、ピアノなどがある。授業の後もすみれ寮でのレッスンがあり、忙しい毎日を送っている。

小林一三による「朗らかに、清く、正しく、美しく」の教えに基づき、礼儀作法やマナーも厳しく、早朝から予科生が稽古場を丁寧に掃除していることは有名である。
1989年より毎年全生徒が陸上自衛隊伊丹駐屯地で基本教練の研修を受けている。
かつては「女士官学校」と呼ばれるほどに厳しさは有名であった。昭和中期には現在に比べると大量の生徒を入学させていたが、同時に多数の落第者を出していた。

当時は、夏長期休暇の際にはすべての生徒が家に帰宅させられ、後日通知のあった生徒のみ後期に進めるという厳しいものだった。現在も中退者が出ることがあるが、その中には自主退学した後、復学した者もいる