『天狼(てんろう)』冬の空に燦然と輝く星、シリウス、山下景子著「美人の日本語」より
☆彡美人の日本語 『天狼(てんろう)』・・・大きな神の瞳
冬の空に燦然と輝く星、シリウスのことです。
全天で一番明るい星、シリウスという言葉も、ギリシャ語の「焼き焦がすもの」という言葉からきているそうです。
古代エジプトではナイル川の氾濫を教えてくれる大切な星で、元日もシリウスがその年で初めて見られた日ということにしていたそうです。
中国では『天狼』(てんろう)と呼びました。
同じ大犬座に野鶏(やけい)という星があり、それを狙っているように見えるからだそうです。
らんらんとした光、青白くすさまじき輝き。
オオカミの瞳にふさわしいですね。
狼の語源は「大神」とも言われます。
神は尊き存在であり、恐ろしい存在でもありました。
時には、天の「大神」の厳しい目に、謙虚な自分を晒してみるのも必要なことかもしれません。
以上は 山下景子著「美人の日本語」より一部抜粋&加筆
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★山下景子
山下 景子(やました けいこ、1958年[1]7月17日 - )は、日本の評論家。
◆来歴
兵庫県神戸市生まれ。武庫川女子短期大学国文科卒業。西宮市で音楽講師をしながら作詞家を目ざし、1991年「北海道・北の讃歌コンクール」で「地球岬」(歌・清水綾子)で最優秀賞、「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲を受賞する。2005年『美人の日本語』が、26万部を超えるベストセラーになり、以後文筆家となる。
◆著書
『美人の日本語』幻冬舎 2005 のち文庫
『美しい暦のことば』インデックス・コミュニケーションズ 2006
『美人のいろは』幻冬舎 2006 『美人の日常語』文庫
『しあわせの言の葉』宝島社 2007
『花の日本語』幻冬舎 2007 のち文庫
『耳を澄ませば聴こえてくる音の日本語』PHP研究所 2007
『恋色の日本語』PHP研究所 2008
『ほめことば練習帳』幻冬舎新書 2008
『日本人の心を伝える思いやりの日本語』青春新書 インテリジェンス 2009
『ことばの歳月 美しく響きあう言葉たち』廣済堂あかつき 2010
『美人の古典』PHPエディターズ・グループ 2010
『イケメン★平家物語 「超入門」コミック&解説』PHPエディターズ・グループ 2011
『現存12天守閣』幻冬舎新書 2011
『オトメの和歌』明治書院 2012
『暦を楽しむ美人のことば』角川ソフィア文庫 2012
『大切な人に使いたい美しい日本語』大和書房 2014
『二十四節気と七十二候の季節手帖』成美堂出版 2014