言葉の力歳月記

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災害救援ロボット競技会 日本勢10位 韓国の大学「韓国科学技術院」のチームが優勝

米ロサンゼルス郊外で開催されていた米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)主催の災害救援ロボット競技会が6日、閉幕した。

 優勝は韓国の大学「韓国科学技術院」のチームで、日本勢は産業技術総合研究所チームの10位が最高だった。

 同チームを率いた金広文男・ヒューマノイド研究グループ長は、「準備期間が短かった。今後も研究を続け、上位のロボットたちに追い付きたい」と語った。

■米カリフォルニア(California)州ポモナ(Pomona)で開かれていた災害対応ロボットのコンテスト「DARPAロボティックス・チャレンジ(DARPA Robotics Challenge、DRC)」決勝戦は6日、韓国のチームKAIST(Team KAIST)のロボット「DRCヒューボ(DRC-Hubo)」が優勝し、閉幕した。優勝賞金は200万ドル(約2億5000万円)。

 2位(賞金100万ドル=約1億2500万円)はチームIHMCロボティックス(Team IHMC Robotics)、3位(50万ドル=約6300万円)はタータン・レスキュー(Tartan Rescue)と、米国勢が続いた。

 コンテストは2011年の東日本大震災で発生した福島原発事故を踏まえ、3年前から開催されていた。主催者は米国防総省(US Defense Department)の先進技術研究部門である国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency 、DARPA)で、上位チームは賞金以上に高い評価を勝ち取ることになる。

 決勝戦は5日から2日間にわたって行われ、各チームの人型ロボットが運転やドア通過、バルブ回栓、壁の穴開け、階段昇りなど8つの課題(タスク)が設けられた障害物コースで競った。課題は福島原発を具体的に想定し、現状のシミュレーションとして設けられた。

  決勝戦に進んだのは24チーム。国・地域別の内訳は、米国が12チーム、日本が5チーム、韓国が3チーム、ドイツが2チーム、イタリアと香港が各1チームだった。

  優勝したDRCヒューボは重さ80キロ、高さ180センチで、2002年から開発が進められた。韓国の大田(テジョン、Daejeon)市から出場したチームKAISTは、立った姿勢からひざまづいた姿勢に移行し、車輪で速く動けるようになる点がDRCヒューボの特徴だとしている。