厚生労働省は4月2日、新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」の分布を示すマップを約2週間ぶりに更新!
厚生労働省は4月2日、新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」の分布を示すマップを約2週間ぶりに更新。3月末までに確認されたクラスターの数は14都道府県26カ所となり、前回の13カ所から増加
厚生労働省は2日、新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」が東京都や兵庫県、愛知県など14都道府県の26カ所(3月31日時点)で発生したと発表した。前回(3月中旬)の発生状況は8都道府県の13カ所で、新たに13カ所増えた。
同じ場所で5人以上の感染者が出たケースをクラスターとして算出した。最も多かったのは、東京都と兵庫県の4カ所。東京都では医療機関や飲食店、兵庫県では医療機関や福祉施設などで発生した。北海道や群馬県、茨城県、千葉県、神奈川県、愛知県では2カ所あった。厚労省ではクラスターの発生が確認された地域に専門家を派遣して対応に当たっている。
具体的には、
▽北海道でライブバーや展示会を介した感染が2か所、
▽宮城県で飲食店を介した感染が1か所、
▽茨城県で医療機関や福祉施設を介した感染が2か所、
▽群馬県で医療機関を介した感染が2か所、
▽千葉県で福祉施設やスポーツジムを介した感染が2か所、
▽東京都で医療機関や飲食店を介した感染が4か所、
▽神奈川県で医療機関や福祉施設を介した感染が2か所、
▽新潟県で卓球スクールを介した感染が1か所、
▽岐阜県で合唱団やスポーツジムを介した感染が1か所、
▽愛知県でスポーツジムや福祉施設を介した感染が2か所、
▽京都府で懇親会を介した感染が1か所、
▽大阪府でライブハウスを介した感染が1か所、
▽兵庫県で医療機関や福祉施設を介した感染が4か所、
▽大分県で医療機関を介した感染が1か所となっています。
厚生労働省は、こうした地域に専門家を派遣し、感染の拡大を防ぐための対策にあたっています
★クラスター
クラスター (疫学) - 疫学、感染症における感染者集団。
小規模な感染者の集団を指す。新型ウイルスは感染者の8割はほかに感染させないが、残りの1部が周囲の多くに感染させている。クラスターの連鎖が続くと爆発的に拡散するため、厚労省は対策を重視。発生自治体にクラスター対策班を派遣している。
◆クラスターclusterの本来の意味
《花やブドウなどの房の意。「クラスタ」と書くことも多い》
同種のものや人の集まり。群れ。集団。