言葉の力歳月記

話題の言葉、心に残る言葉・名言・名句・名台詞・俳句・短歌・詩、新語などを季節とともに学びながらお知らせしています。

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3月9日今日の名句 「下町は雨になりけり春の雪」 正岡子規

3月9日 仲春 二十四節気=啓蟄 七十二候=蟄(すごもり)

 

ここ2-3日は春を思わせるような暖かい日が続いています。

車のタイヤを普通タイヤに変えようかと思いましたがまだなごり雪が降るかもしれないと思い思いとどまりました。

 

朝の雪解けてながるる嫋やかな音  管理人

 

☆彡今日の名句

下町は雨になりけり春の雪 正岡子規

 

☆彡今日の極め付きの季語

淡雪=春先に思いがけなく降って、すぐ消えてしまう「春の雪」のこと。

淡く、優しく、儚い。

 

☆彡今日は何の日

3.9=サンキューの語呂合わせから、感謝を伝える日。

 

☆彡今日の季語

春めく

春めきてものの果てなる空の色 飯田蛇笏

 

以上は夏生一暁編著「日々の歳時記」より一部抜粋&加筆

 

★雑感

なごり雪=季節を惜しむかのように降る春先(冬の終わりの雪)の雪。
忘れ雪ともいう。私を忘れないでねと言っているかのように降る雪。

日本人は去りゆくもの、消えゆくものにもののあわれを感じることが多い。

なごり雪 イルカ


なごり雪 イルカ

 

★「なごり雪」

「なごり雪」(なごりゆき)は、伊勢正三が作詞・作曲したかぐや姫の楽曲。イルカによるカバー・バージョンが大ヒットを記録し、世代を超えて歌い継がれている。

 

伊勢正三の歌もいいですがやはり、イルカの方がいいですね。

イルカはこの歌を何度も続けて歌っていますが、あるコンサートで「私は、"今春が来て君はきれいになった、 去年よりずっときれいになった♪~"と何度も言っていますが一向にきれいにならないのです。少しはきれいになってほしいのですが・・・」

とジョークを飛ばしていたのを思い出します。